歌は心 2           ! もくじ へ
 
  良い歌は 騒がしい中で 安いスピーカーから 雑音混じりで聴いても
  良さが伝わります 衣装も 表情も 見えず 歌手の 作者の 名前も知らず
  それでも 歌自体に力があります
 
  「 この歌 誰が歌っているんですか 曲名は何ですか 」
  誰かに そんな質問をした事が今までに お有りでしょうか
  わたしが 浜田省吾さんの名前を知ったのは 有線放送の電話受付からでした
  「 はまだしょうご もうひとつのどようび・・」と教えてくれました
  そうか はまだしょうごさん と言う人がいるのか
  それから しばらくして カセットのアルバムを買ってみました・・
 
 
 
  おまけのCDに 入日茜さんの子守唄が入っているので手に入れた雑誌に
  良い記事が有りました
   歌は心 のテーマのため とは言え引用の範囲を超えそうです
   2005年末の現時点では この青やぎのホームページの読者は少人数なので
   お叱りをゆるめてほしいです
   検索でこのHPが見つかる状況 に変化した場合は
   解説の批評文を増やして引用を正当化するか 削除するか します
 
  kamzine カムジン 2005年2号 の137ページ 『あの歌があったから』 著者 水野十六さん
  下記の8行が その記事から の抜粋です
 
  『 バスの屋根の上は、猛烈な風雨! 』
  『 36名と運転手、37名全員が屋根に避難してからも増水はつづき、
  立ち上がってもヒザまで水が上がってきた。辺りは一帯は停電している闇の中、
  バスが水勢に押されてググッ、ググッと動く恐怖!高齢者と16人の女性を
  中央に寄せて、周りを男性が囲み、バスのカーテンを切って作ったロープで、
  互いの体を結んだ。                      』
  『 付近の街路樹や自動販売機にしがみついて、恐怖と戦っていた人も
  バスの方から聴こえてくる歌声に、気力と希望を取り戻したという。   』
 
  夜明けまでの数時間に
  みんなで歌った歌は #上を向いて歩こう# 作詞 永六輔 作曲 中村八大
 
  最近は 何かしら灯りが点いていて 自分の手も見えないような闇を体験することは
  少なくなって来ました
  闇の中で 風の中で 雨の中で 洪水の中で しろうとが歌っても
  それでも 歌自体に力があるのですね・・
 
 
 
  ラジオから♪・・そのときなの もしもし君たち ・・・・♪
  楽しい歌だなぁ これは そこそこヒットするなぁ ピンク・レディーと言うのか
  と わたしは思いました
    #ペッパー警部# 作詞 阿久悠 作曲 都倉俊一
  まだ ヒットする前でした 50位くらいの時だったと思います
  わたしは テレビを持っていなかったので 彼女たちの歌を映像で見たのは
  さらに 二ヶ月以上あとでした そば屋さんか ラーメン屋さんのテレビでした
  かなりヒットしている様でした 当然ですね あの振り付けと衣装なら
  でも
  もしも
  彼女たちが 地味な衣装で 例えば 岡村孝子さんのいた あみん の様にして
  歌っていた としても そこそこには ヒットしたはずです 一位には成れないとしても
  歌自体の パワーが はらはらするハーモニーの魅力や原曲の良さがあるからです
  あの『見た目』だけを真似して 二番煎じを狙っても 徒労に終わった様です・・
 
 
  プロデュースの方法において
  目移りする効果
  奇抜な情報 ニュース性 芸能記者が騒ぐ
  格好良さ 付加価値 などの
  歌以外の効果に目を向けて 歌自体の力を忘れてしまうと
  歌の中味である 心を見失う事も あるかも知れません
 
  歌い手においても
  わざとらしい大げさな表現に心をくだいて
  歌に込める心を減らして
  歌の外から 何かをくっつける方法があると思います
 
  一方
  歌い手が 歌の心情の中に入って
  ひたすらに心を込めて歌うことで
  自然に 歌の中から 出て来る表現があります
  わずかなしぐさ わずかな息づかい でも
  本物の表現は すごい力があるのだと思います
 
  歌をへらして 外から付けた表現より
  歌の中味が びっしりと詰まっていて 自然になされる表現の方が 強いと思います
 
 
 
  計算も必要だとは思います
  ある程度の 冷静さも必要なようです
  どのくらい 冷静で
  どのくらい のめり込めば良いのか その さじ加減は とても難しそうです
  わたしには まったく解りません
  歌い手のかたがたは 計算と没頭 のさじ加減を模索しているはずです
 
  わたしは無責任な 我がままな聴き手の一人です
  無責任な意見ですけど 計算に重点を置きすぎないでほしいです
 
  歌い手も 歌を全身で感じながら歌う方が 楽しいはずです
  感動の中で 幸せを感じながら 心を育てながら 歌ってほしいです
 
  外から付け足す飾りよりも 中からわき出る心
  歌自体の力に頼って 中から出る心を信じて
  喜びにあふれて歌ってほしいです
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