なまおと なまうた           ! もくじ
 
  河島英五さんがMCで話してくれました
   以前 ライブ中に停電になったことがある
  小さな町で 町全体が停電して 真っ暗
  そこで ステージに木箱を置いて ロウソクを立てて そのわずかな灯りだけで
  コンサートを続けたそうです
  ロウソクのそばで あぐら座りで ギターの弾き語り
  観客は一人も帰らずに 熱心に聴いてくれたそうです
  消防法では違反かも知れません
  でも 会場の外が安全とも言えません 信号も外灯も点かない状況で
  安全に待機したり 安全に帰途についたり出来るとは限りません
  消防署からは しかられそうな情況でも
  その会場に 居た人たちが うらやましいです。
 
 
  ネットの感想文で知りました 名古屋の方のライブで
   拝郷メイコさんが アンコールで登場した時に
  ギターに付いたコードを引き抜いて ギターを持って 舞台から降りて来た
  そして会場の真ん中で 生で 歌ってくれた
  こちらも うらやましいです。
 
 
  森田香織さんのライブでは 四、五百人くらいの会場で
   チェロとピアノは生音でした
  でも MCではマイクを使っていました
  初心者にも分かるように優しく解説していました。
 
 
  入日茜さんと阿部飛鳥さんの 品川のBarライブでは
   ピアノとフルートは ほとんど生音です
  ピアノにマイクがセットされている場合もあるのですけど
  音はスピーカーから出ていない様です
  生音を味わえるのは良いのですけど
  歌声はピアノの音量にはかなわない様です
  やはり 機材で音量を増やすべきです
  声量の多い歌い方もある様ですけど わたしの好みではありません
  声量を多くする技術は 逆に心情を減らす弱点があると思います
  その技術があっても 広い場所では マイクを使って優しく柔らかに伝えてほしいです
  もちろん 歌の中には その技術が必要になる箇所が あるとは思います
  でもマイクとアンプとスピーカーがある現代では
  その機材に頼って 自然な心情を伝える方に重点を置いてほしいです。
 
 
  エアロスミスの アコースティックライブをテレビで見たことがあります
  アコースティックギター アコースティックピアノ ウッドベース ドラム ヴォーカル
  の編成だったと思います もの凄く良かったです
  その画面の端に 『 unplugged 』の文字があったのですが
  ヴォーカルにも ギターにも マイクが向けられていたので
  原音を大切にして 音色を改造する機材は使わない の意味かも知れません
  コンセントを抜いても成立する形式なので 『 unplugged 』なのかも・・・?
 
 
  しかし厳密に言うと 原音の音色のままで音量を増やすことは出来ない みたいです
 
  以下 わたしの知識はいい加減なので 真面目に読まないでください
  何も見ずに書いて あとで修正するつもりです
 
  原音を温存しようとする場合に
  もっとも影響する機材は コンプレッサーと エコライザーだと思います
   原音を わざと変更したい場合には 各種のエフェクターを 使って
   大改造することが出来ます ここでは原音を温存したい場合の話しです
  音声信号は全て必ず コンプレッサーに通すはずです
  なぜなら ハウリングによる機材の損傷を防ぐためです
  ハウリングを起こすと 機材自体が壊れる 修理や買い換えは大損害なので
  どこの会場でも必ず コンプレッサーを使うはずです
  コンプレッサーとは
  音量が設定したレベルを超えると 音を圧縮して 設定したレベルに押さえ込む機材です
  この機材のおかげで 音量を増やすことが出来ます
  しかし この機材が作動すると
   すなおな音色が ごわごわします 音色がガサついて 聞きづらくなります
  例えば 「たとえ」が 「だどえ゛」に近くなって そして 今何て言ったんだ
  「過去へ」?「鳩へ」? コンプが効けば効くほどに 圧縮が強く働くほどに
  今何て言ったんだ意味が通じないぞぉ 状態になって行きます
 
  もちろん コンプレッサーには リミッターも含まれます
 
  会場には箱鳴りがある様です ある周波数に共鳴して増幅するのかも知れません
  全体の音が大きくなると その周波数でハウリングやレベルオーバーによる雑音が出て
  しまう様です その周波数を減らしておけば 全体の音を大きく出来ます 
  だから エコライザーを使う様です
 
 
  そして ヴォーカルでは
  「ぱぴぷぺぽ たちつてと 」などの マイクを吹く破裂音で 雑音が出るので
  ある周波数をカットする必要がある様です と言うよりも
  ハイパスフィルターで 例えば 100Hzよりも上は すんなり そのままにして
  100Hzよりも下の低音はカットする などの方法が必要な様です
  低音が得意な歌い手の場合は その声を温存するために 周波数の設定を80Hzとかに
  した方が良いのかも知れません
  このポップノイズ対策は マイクに口を近づけている場合に必要です
 
  余談ですが マイクを離して録音する場合には この対策は必要ないです けれども
  代わりに 人間には聞こえない低音や
  慣れてしまって 気にならなくなっている電気製品のハム音を
  マイクが拾って来る可能性があります
  なので 60Hzよりも低い音はカットした方が良いはずです
  低音は回り込みます 建物や地面を伝わります
  最近の機材は性能が良いので いつの間にか録音してしまう かも知れないのです
  でも マイクを離す方が 自然な音色を 録音できるような気がします
  少し斜め上の方へ 離す流儀が わたしの好みです
  このやり方は 離す分に応じて フェーダーを上げる必要があります
  ライブでは 舞台にある モニタースピーカーの音を マイクが拾いやすくなるので
  マイクに口を近づける やり方が主流の様です
 
 
  ライブにおいては 様々な楽器のなま音に対して 様々なマイクを使っています
  わたしには分からない 様々な配慮が なされているのでしょう
  わたしには触ったこともない機材も いっぱいあります
  なのに 分かっている様な書き方をして申し訳ありませんが もう少し続けます
 
 
  ヴォーカルの場合の音の道筋は
  マイク → マイク用プリアンプ → コンプレッサー → エコライザー? → ミキサー →
  → コンプレッサー → アンプ → スピーカー
  ちょっと思いつくだけでもこんな感じです
  スピーカーの前にアッテネーターとか言うのもあったはずです
  ミキサーでは リバーブやディレイへ送って そこから戻った音も ミキサーで扱って
  エコライザーも ミキサーの方でかけるかも知れません
  ミキサーと コンソールの違いは たぶん 値段と大きさと機能と音質とその他
  似たようなものだと 思うのですが・・・・・どうなのでしょう
 
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   コンプレッサーについては さらに言いたいことがあります
   つづきは のちほど 誰か 催促してください