詞先 曲先 心優先                        ! もくじ へ
             曲をあとから付ける
 
  詞先で曲をつける場合 その詞がまともであれば 曲をつけるのは楽だと思います
  テレビ番組の短い時間の中で 曲をつけてしまう場面を何度か見かけました
  これは推測ですけども
  短い時間で数パターンの曲を とりあえず 作れるという作曲家はかなり居る
  と わたしは思います もちろん それが名曲に なるかどうかは別です
  その詞にぴったりの名曲を作る のは やはり大変なのでしょう
  参考程度の試作としてのレベルならば すぐ作れる と言い換える べきなのでしょう
 
  でも わたしの場合は 歌詞に筋が通っていないと作れないようです
  以前に 作曲の練習として 歌の本をぱらぱらとめくって
  知らない歌詞に 曲を付けて見たことがあります
  何曲かチャレンジしているうちに思ったことは
   良さげに見える歌詞でも つじつまが合っていないと 曲が作りにくい という事です
  部分 部分にはメロディーがつくのですけど
  調子に乗って続きへ行こう とすると何か変なんです
  良さげな言葉を 断片的に並べてある場合には 歌詞にまとまりが無いので
  メロディーも全体としてまとまらないのだ と わたしなりに考えました
  要するに
   納得できないと 本気になれない
  それは 曲を付ける人にとっては もちろんのこと
  歌う人にとっても 聞く人にとっても 大切なことだと思います
   歌詞を100%全部 理解し共感するのは 無理だとしても
  なるほどなぁ そうだなぁ と納得するから
  サビで 心底から 思いがわき上がって来るのだと思います
 
  でも 理路整然と 懇切丁寧に 手取り足取り 解説している詞が良いとは思えません
  歌の中で説明しすぎると つまらなくなる と思います
  説明しすぎより 不親切で難解な方がましです
  程良い さじ加減が必要なのだ と思います
  そして 本当に良い歌は
  歌の外で 長い くどい 解説を 聞いた後でも 感動できる と思います
  ストーリーや からくりや 落ちが 分かると 面白味が半減する なんて事は絶対無い
  と思います
  良い歌は 味わいが増えることはあっても 減ることは無いと思います
  まあとにかく 歌の中では 少し説明不足にした方がよいはずです
  そして さらに
  詩的な 不思議な 歌詞も こころを表現するために 大切な方法の一つなのでしょう
  
以下ちょっと待ってください                   ! もくじ へ
  説明不足だから と言う訳でもないのですが
  作詞者と作曲者が別で 詞先の場合
  作曲者なりの独自の解釈
  #砂山#北原白秋作詞 中山晋平作曲 山田耕筰作曲
  一つの詞に一つの曲